なぜ発見することが大切なのか?
なぜ発見することが大切なのか?
歯を守り、治療した状態を長もちさせる
歯ぎしりや咬みしめによる影響が出ていても、それに気づかずにいると、せっかく行った治療の経過が大きく左右されるのです。ブラキシズムの破壊的な力から歯や周囲の組織を守るためには、早く発見して手を打つことが大切なのです。
ブラキシズムへの配慮が欠け、次々と歯が破折し、歯を失っていった例
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矢印の歯が破折。 | やむをえず抜歯した。 | 次に隣の歯が破折し、抜歯した。 |
ブラキシズムがあったら、その程度にあわせて歯を守る配慮をする
割れてしまってからでは打つ手はほとんどありませんが、通常より削る量はすこし増えても丈夫さを優先させたり、こまめに状態をチェックすることで、力の配分を適切に調整したり、患者さんご自身で気をつけていただくことなどにより、できるだけ歯を失わないようにしたいものです。
咬みあわせを調整する

薄く割れやすくなった部分を覆って詰める

修復材料を変える(奥歯を金属に変更)
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義歯を強固な構造にする(金属を使って、強固な義歯に変更)
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高価な治療をしても短期間で壊れてしまうのでは、残念です


そのために必要なのは…
・チェック項目を参考にブラキシズムの徴候がでていたら、歯科医院で相談しましょう。
・お口の状態を注意深く観察していって、ブラキシズムを早期に発見し、どのようなパターンをしているか確認して、定期的にチェックします。
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